アヌティン首相は9日、国会で就任後初の施政方針演説を行い、世界的なエネルギー危機への対応を政権運営の最重要課題に位置づけた。演説では燃料コストの抑制策を軸に、資本市場の透明性向上や長期投資チャネルの拡充など、経済全般にわたる改革方針が示された。
施政方針の柱の一つとなったのが「経済リセット」である。家計債務の抜本的な解消策を講じるとともに、AI技術の導入を積極的に推進し、産業構造の転換を図るとした。タイ中央銀行がすでに銀行に対し債務者救済策の実施を命じているなか、政府としても足並みをそろえる姿勢を鮮明にした格好である。








