ランパーン県警が「馬車パトカー」を導入した。燃料価格の高騰で公用車のガソリン代が逼迫する中、馬車で市内を巡回して治安を守る。ソンクラン期間中の観光客と住民の安全確保が目的である。
4月8日、ランパーン県警本部長のプームパンヤー少将とムアンランパーン署長らが「馬車パトロール」を正式に発足させた。通常のパトカーやバイクの代わりに馬車で巡回し、公用車の燃料代を節約する。
巡回する警察官はレトロな昔の警察制服を着用。ソンクラン祭りの雰囲気に合わせた演出であると同時に、ランパーンが「馬車の街」として知られるアイデンティティを観光客にアピールする狙いもある。
ランパーンはタイで唯一、現在も馬車が日常的に走る街である。かつてはチーク材の運搬に使われた馬車が今は観光用として残り、街の象徴になっている。その馬車が今度は警察の足として活躍する。
水牛でトラクターの代わりに田を耕す農家、プラスチックごみからガソリンを作る寺院、そして馬車パトカー。燃料危機はタイ人の創造力を次々と引き出している。馬車に乗った警察官に声をかければ、きっと写真撮影にも応じてくれるだろう。ソンクラン期間にランパーンを訪れる人は、世界で最もフォトジェニックなパトカーに出会えるかもしれない。




