出典: thairath
バンコク・モーターショー2026で、マツダが予想外の存在感を示した。期間中の予約台数は合計4,889台。そのうちマツダ初の量産EVセダン「6e」が3,062台と、全体の6割を超えた。
マツダ・セールス・タイランドのティア・プームポンパン社長が発表した。タイでの価格はプレミアムが116.9万バーツ(約568万円)、エクスクルーシブが119.9万バーツ(約583万円)。8年間の電動車専用保証が付く。
スペックを見ると、リアモーター255馬力・320Nm、77.9kWhバッテリーで航続654km(WLTP)。DC急速充電は30%から80%まで15分。数字だけならテスラModel 3(114.9万バーツから)と十分に張り合える水準だ。
注目すべきはその価格設定である。日本ではまだ未発売で商標登録の段階だが、欧州ではスペインで約636万円、英国で約770万円からと発表されている。タイの568万円は主要市場で最も安い。EV補助金の恩恵もあるとはいえ、マツダがタイ市場をEV戦略の最前線に据えていることがうかがえる。
モーターショー全体の予約は10万台に迫り、予約台数の70%が中国メーカーという今回のショーで、日本勢は苦戦が伝えられていた。マツダ2が内燃機関カテゴリで健闘しているものの、全体の流れはEVに傾いている。そのなかで6eが3,000台を超える予約を集めたのは、日本メーカーとしては異例の成果と言える。
会場では電動SUV「CX-6e」もASEAN初公開された。2026年末のタイ発売を予定しており、マツダのEVラインナップは年内に2車種体制になる見込みだ。
かつて「眠れる日本メーカー」と揶揄されることもあったマツダが、タイでEVの波に乗った。日本での6e発売がいつになるか、タイでの好調がどう影響するか。マツダファンならずとも気になるところだ。


