カシコン銀行リサーチセンターが、バンコクモーターショー2026の中間データを分析し、最終予約台数が約10万台に達するとの予測を発表した。注目すべきは中国車の圧倒的存在感で、全体の約70%を占める見通しである。
前半7日間の予約は41,778台で前年比69%増と好調に推移しており、後半はさらに上積みされる傾向がある。通年では前年比約30%増の10万台が射程圏内に入っている。
カシコン銀行は中国車が予約の約70%を占めると分析した。BYD、GWM、Changan、NETAといった中国メーカーが積極的な値引き戦略で客を取り込んでおり、トヨタが単独首位を維持しているものの、中国勢の合計では日本メーカーを大きく上回る構図が鮮明になった。
さらにBEV(バッテリーEV)が全予約の60%超を占める見込みである。ディーゼル価格が50バーツを突破し、中東情勢による燃料高の長期化が意識されるなか、消費者のEVシフトが一段と加速している形だ。
タイの自動車市場はわずか数年で「日本車王国」から「中国EV時代」へと急速に転換しつつある。モーターショーの最終結果は、この構造変化を決定づける数字になりそうである。
