バンコク国際モーターショー2026でトヨタの予約台数が6,888台を突破した。目玉車種のランドクルーザーFJが顧客の想定を超える反響を集め、全体の数字を押し上げた。
ランドクルーザーFJは今回のモーターショーで初めてタイに登場した新型車だ。2.7リッター自然吸気エンジンにラダーフレーム構造と4WDを搭載しながら、価格は126万9,000バーツ(約615万円)からと、上位モデルのランドクルーザー250と比べて手の届きやすい設定となっている。レトロなボックス型デザインがオフロード愛好家やキャンプ層に刺さり、ブースには連日人だかりができた。
モーターショー全体では、中東情勢による燃料危機で消費マインドが冷え込むなか、ソンクラーン支出が4年ぶり低水準と予測されるなど逆風が吹いている。それでもトヨタが6,000台超の予約を獲得したことは、タイの自動車市場の底堅さを示している。
ただし中東戦争が長期化すれば自動車輸出20万台が消えるとの業界予測もあり、予約の好調が今後の販売に直結するかは予断を許さない。金利1.99%のローンプロモーションがどこまで購買を後押しできるかが注目される。
第47回バンコク国際モーターショーは4月5日まで開催されている。最終的な予約台数がさらに伸びるかどうか、残り数日の動向が業界の関心を集めている。
