タイ・ヤマハ・モーター(Thai YAMAHA Motor)がファミリー向け原付バイクの新型「YAMAHA Finn」を2026年5月15日に公式発表した。コンセプトは「フィン・ニュー・チャイライ・グワデーム・チーウィット・ディー...ミー・フィン(新Finnは美しさを増し、人生いい...Finnがある)」で、3グレード展開・価格は46,300〜50,300バーツ(約21〜23万円)。LEDヘッドライト・デジタルメーター・12V USBチャージャー等を搭載し、タイの通勤・スクール送迎を主力ターゲットにする。在タイ日本人駐在員家庭でセカンドバイクや子供の通学用を検討する世帯にも視野に入る価格帯だ。
3グレード展開、46,300〜50,300バーツ
新型YAMAHA Finnは3グレードで展開される。最低価格モデルが46,300バーツ、最上級モデルが50,300バーツで、差額わずか4,000バーツ。装備差は主に外装色・サスペンション仕様・追加アクセサリーで、エンジン基本性能は共通だ。タイのファミリーバイク市場は、Honda Wave・Honda Click・YAMAHA Filano・YAMAHA Fino などが激しく競合しており、Finnはこの中で「ファミリー+プレミアム感」を打ち出す位置取りになっている。
LEDヘッドライト+ブルーレンズ・LEDテール
外観の特徴は新デザインのLEDヘッドライトとブルーレンズの組み合わせ。タイのスクーター市場ではLEDヘッドライトの採用が標準になりつつあり、Finnも夜間の視認性と省電力性を確保している。リアテール・ターンシグナルもLED化、デザイン全体を「プレミアム・モダン」方向に振っている。日中のシティ走行でも一目でFinnと分かるブランドアイデンティティを意識した造形だ。
デジタルメーター・12V USB・9.7Lトランク
機能面では、速度・燃料残量・ギア位置・走行距離を表示するデジタルメーターを採用。スマートフォン・電子機器を充電できる12V USBチャージャー、ビルトイン荷物フック、大型フロントストレージも備える。シート下のトランクは9.7Lで、ハーフヘルメット1個と日常品の収納に対応。シート形状を見直して足つきを良くし、信号停車時の安定性も改善した。
タイのファミリーバイク市場、Hondaとの競争
タイのファミリーバイク市場は、ヤマハとホンダの2強構造が長年続いている。HondaはWave125i・Click125i等の主力モデルでシェアトップを維持、ヤマハはFino・Filano・Aerox等でセグメント別に差別化する戦略だ。今回のFinnは「ファミリー向けプレミアム」枠で、Hondaが強い「実用ファミリー」枠より少し上に位置する。タイ国内生産で価格を抑え、東南アジア輸出も視野に入る。
関連背景
タイ駐在員家庭でファミリーバイクを購入する場合、Finnは46,300〜50,300バーツという価格帯に加え、ヤマハのアフターサービスネットワーク(タイ全国に2,000店以上)がメリットになる。月3,000バーツ程度のリース/割賦購入で初期費用を抑える選択もできる。バンコク市内の通勤に使う場合、コンドミニアム駐輪場の有無を確認するのが現実的。2025年からタイは2輪車のリース/割賦も新規制の対象になり(6月1日施行)、契約書のAPR・サーチャージ条件を意識して購入することが大切だ。





