アユタヤ県ウタイ郡ロジャナ工業団地内の工場火災で、約100人の作業員が建物から避難した。火元は中国系の電子材料工場で、4月19日午後1時30分頃に出火した。近隣コミュニティへの影響確認も進められている。
The Thaigerの続報記事によると、火災が発生したのは同工業団地内の電子材料製造工場。経営は中国資本で、周辺には日系・韓国系・台湾系を含む多国籍の工場が立地している。出火時点で約100人の作業員が勤務しており、警報と誘導で全員が建物外に避難した。
火災の規模は大きく、黒煙が空高く立ち上る光景が周辺住民を不安にさせた。消防隊は複数機関の応援態勢で鎮火に向かい、近隣工場への延焼防止を最優先課題としている。
ロジャナ工業団地はアユタヤ県の代表的な産業拠点で、日系を中心に電子・自動車部品・精密機器の工場が多数立地する。2011年の大洪水では全工業団地が浸水した苦い経験があり、今回の火災が広範囲に波及すれば各国企業の生産ラインにも影響する懸念がある。
電子材料工場は化学薬品や可燃性樹脂を扱う設備が多く、出火すると延焼速度が速い。今回の工場についても可燃物の有無と量が現在調査されており、消火活動と並行して原因特定が進む。
本日はノンタブリ県バンブアトンの眼鏡工場でも火災があり、連続する工場火災として地元メディアが取り上げている。乾季末の高温・乾燥と工場の可燃物が重なる条件で、タイ中部の工業地帯は防火体制の再点検が問われる局面である。
人的被害の有無と原因、被害額の詳細は引き続き確認が進んでいる。



