ラオス中部サイソムブン県の冠水した洞窟で、金を探して10日以上閉じ込められていた7人のうち5人が無事救出された。一方、残る2人は依然として行方が分からず、大雨が捜索の妨げになる恐れが出ている。
7人中5人を救出、2人が行方不明
閉じ込められていたのは、金を探していた7人。雨季の早い時期のモンスーンによる大雨で洞窟内に水が流れ込み、坑道の奥およそ200メートルの地点に取り残された(関連記事:ラオス洞窟で金探しの7人閉込、10日ぶり初の生存者を救出)。これまでに5人が救出されたが、2人はまだ見つかっていない。
ポンプで水位低下、最後は「自力で」脱出
救出には、2018年のタイのサッカーチーム救出にも関わった多国籍のダイバーチームが当たった。当初は、ダイバーが取り残された人を挟むようにして水中を導く計画だった。だが金曜の夜を徹して行われた緊急の排水作業で洞窟内の水位が大きく下がり、最後の生存者たちは自力で外に出られたという。フィンランド人ダイバーのミッコ・パーシ氏は「排水こそが本来の計画で、最も安全な方法だった。最良の結末だ」と語った。
残る2人の捜索、大雨が壁に
依然として2人が行方不明のままで、捜索が続いている。しかし雨季入りに伴う大雨が予想されており、再び水位が上がれば捜索は難しくなる。ラオス南部から中部にかけては、このところ激しい雨が続いている。
雨季のタイ・ラオスに潜む危険
今回の事故は、雨季の初めに洞窟内へ一気に水が流れ込んだことが引き金となった。タイでも2018年に、チェンライの洞窟に少年サッカーチームが閉じ込められ、世界的な救出劇となったことは記憶に新しい。今回の救出にも当時のダイバーが加わっており、雨季の洞窟や鉱山に潜む危険が改めて浮き彫りになった。






