三菱自動車が、全面的に刷新した新型「パジェロ」を、2026年9月にタイで発売する見通しとなった。生産拠点はタイに置かれ、ここから市場へ投入される。これまで「パジェロ スポーツ」として売られてきたモデルは、名称から「スポーツ」が外れ、「パジェロ」一本に統合されるとみられている。先日公開されたティザー映像で、その姿の一端が明らかになった。
タイを生産拠点に9月発売へ
新型パジェロの登場が近づいている。三菱の本社は、年末に公開した映像の中で、悪路を走るモータースポーツの歴史を過去から現在まで描き、その最後に正体を伏せたSUVを登場させた。これが新型パジェロだとみられている。
タイは、この新型パジェロの生産拠点となる。タイで造られた車が、タイ国内をはじめとする市場へ送り出されることになる。発売は2026年9月が予定されている。
「スポーツ」を外し「パジェロ」へ一本化
これまでタイや東南アジアで売られてきたのは「パジェロ スポーツ」という名前のモデルだった。新型では、この「スポーツ」の表記を外し、「パジェロ」という呼び名に統一されると報じられている。歴史ある名前を前面に出す形である。
角張ったボクシーなデザイン
ティザーから見えてきた新型パジェロは、角張ったボクシーなSUVの車体をまとっている。武骨で力強い印象で、最新の三菱車に共通するデザインも取り入れた。
具体的には、アルファベットのL字を描くLEDのデイタイムランニングライトが目を引く。これは同社のxForceやデスティネーターにも使われている意匠である。張り出した大きなフェンダーや角型のホイールアーチ、鋭いボディのラインも確認でき、暗がりの映像の中でも輪郭が浮かび上がっている。
名車パジェロの名が再び
パジェロは、かつてダカールラリーなどの過酷な競技で何度も勝利を収め、悪路に強い本格SUVとして世界に名をとどろかせた車種である。その名前が、新型として帰ってくることになる。
タイは三菱にとって重要な生産と輸出の拠点であり、新型パジェロをタイで造るという点は、タイの自動車産業にとっても意味を持つ。9月の正式発表に向けて、装備や価格、駆動方式といった詳しい中身が今後どこまで明らかになるかが注目される。