マツダの電気自動車(EV)セダン「Mazda6e(マツダ6e)」の第1陣となる500台が、タイに到着した。販売を担うマツダ・セールス・タイランドによると、車両はチョンブリ県のレムチャバン港に陸揚げされ、通関を経て各販売店に届けられる。価格は116万9,000バーツ(約566万円)からで、7月の発売を控えて納車準備が本格化している。
500台がレムチャバン港に到着
今回到着したのは右ハンドル仕様のMazda6eで、初回分は500台。中国から輸入される完成車(CBU)で、タイ国内の価格は116万9,000バーツ(約566万円)から119万9,000バーツ(約580万円)の2グレード構成となる。マツダはタイとオーストラリア向けに7月の発売を予定しており、3月のバンコク国際モーターショーですでに価格が公表されていた。
航続654km、15分の急速充電に対応
Mazda6eは最高出力248馬力のモーターを積み、停止から時速100kmまでを7.8秒で加速する。最高速度は175km。バッテリーは77.9kWhのリン酸鉄リチウム(LFP)電池で、航続距離は654km(NEDC基準、WLTP基準では514km)。急速充電なら約15分で必要な電力を補えるとしている。
ボディは全長4,921mm、ホイールベース2,895mmと堂々としたサイズで、前方の荷室(フランク)は72リットル。室内には10.2インチのメーター表示と14.6インチの大型タッチスクリーン、ソニー製の14スピーカーオーディオなどを備える。
中国基盤のマツダEVという立ち位置
Mazda6eは、マツダが中国の長安汽車(Changan)との協業で生み出したEVで、車台は長安系の「Deepal(ディーパル)」をベースにしている。日本のマツダブランドながら中国で生産・輸出される点が特徴で、タイ市場で攻勢を強める中国系EVと、日本ブランドの信頼感をかけ合わせた一台といえる。
タイではEV購入時の補助や減税が新車選びの大きな要素となっており、輸入EVの価格競争も激しい。116万バーツ台からという設定が、テスラや中国勢がひしめく価格帯でどこまで支持を集めるかが注目される。




