三菱自動車のタイ法人が、エコカーセダン「アトラージュ」のモデルイヤー2026を7月1日にタイで発売する。フルモデルチェンジではなく、デザインや装備を手直しするマイナーチェンジで、価格は52万9,000バーツ(約256万円)から58万4,000バーツ(約283万円)の2グレード構成となる見込みだ。アトラージュは2013年の登場以来、タイで手頃な4ドアセダンとして定着しており、今回の改良で競争の激しい小型セダン市場の巻き返しを図る。
マイナーチェンジの内容と価格
新型アトラージュMY2026は、フロントまわりのデザインや一部装備を見直したマイナーチェンジモデルとなる。タイでの価格は52万9,000バーツから58万4,000バーツで、2つのグレードが設定される。パワートレインは1.2リッター直列3気筒ガソリンエンジン(最高出力77馬力、最大トルク100Nm)に、CVT(無段変速機)を組み合わせる。
ボディサイズは全長4,305mm、全幅1,670mm、全高1,515mm、最低地上高170mm。取り回しのよいサイズで、街乗りから日常の足まで幅広く使える実用的なコンパクトセダンに仕上がっている。
タイのエコカー制度とアトラージュの歩み
アトラージュは、タイ政府が燃費や排出ガスの基準を満たす小型車に税優遇を与える「エコカー」制度に対応した車種である。低燃費で価格を抑えやすいことから、初めて車を持つ層やセカンドカー需要に支持されてきた。タイには2013年6月に投入され、ハッチバックの「ミラージュ」とともに三菱の入門モデルを担ってきた。
近年のタイ新車市場ではEVや中国メーカーの攻勢が強まり、従来型のガソリン小型車は厳しい競争にさらされている。それでも本体価格の手頃さと維持費の安さは根強い魅力で、今回の改良はこうした実用重視のユーザーをつなぎ留める狙いがあるとみられる。
円換算した価格と7月1日の正式発表
今回のアトラージュは日本円に換算すると約256万〜283万円相当となる。エコカーセダンとしては割安感があるが、タイの価格には現地のエコカー減税が反映されている点には留意したい。タイで暮らす日本人にとっては、通勤用やセカンドカーとして候補に入りやすい一台といえる。
7月1日の正式発表では、最終的なグレード構成や装備の詳細、納期などが明らかになる見通しだ。




