5月のタイの高級ミニバン市場で、トヨタのアルファード/ヴェルファイアが527台・シェア26.0%を獲得し、首位を守った。スライドドアを備えたMPV・バンの新車登録は計2,025台で、前月(4月)の1,248台からほぼ倍増している。ただし2位には中国の電気自動車(EV)ミニバン、ジーカー(ZEEKR)009が356台・17.6%で食い込み、前月の117台から3倍に台数を伸ばした。長くアルファードの独壇場だった「ボスの車」市場に、中国勢のEVバンが本格的に切り込んでいる。
アルファードが5月も首位、日本勢が上位を分け合う
トヨタ・アルファード/ヴェルファイアは、単一モデルで2位以下を大きく引き離す527台を登録した。トヨタはこのほかにもマジェスティが133台で6位、ノア/ヴォクシー/エスクァイアが8台で15位に入っている。日産セレナは228台・11.3%で3位、ホンダ・ステップワゴンが56台で11位、レクサスLMが26台で13位と、上位には依然として日本ブランドが多く並ぶ。
スライドドア式のMPV・バンは、後席を広く使える送迎やファミリー、法人の需要が中心で、タイでは企業役員や著名人の移動車としても定着している。なかでもアルファードは、その象徴的な存在だ。
| 順位 | モデル | 登録台数 | シェア |
|---|---|---|---|
| 1 | トヨタ アルファード/ヴェルファイア | 527 | 26.0% |
| 2 | ジーカー 009 | 356 | 17.6% |
| 3 | 日産 セレナ | 228 | 11.3% |
| 4 | シャオペン X9 | 188 | 9.3% |
| 5 | デンツァ D9 | 141 | 7.0% |
| 6 | トヨタ マジェスティ | 133 | 6.6% |
| 7 | MG マクサス7 | 95 | 4.7% |
| 8 | GWM WEY G9 | 78 | 3.9% |
| 9 | キア カーニバル | 68 | 3.4% |
| 10 | ヒョンデ スターリア | 66 | 3.3% |
中国EVバンがトップ5を席巻
5月のランキングで目を引くのは、中国勢の伸びだ。2位のジーカー009は、4月には117台で4位だったが、5月に356台へと急増した。4位のシャオペン(XPENG)X9が188台、5位のデンツァ(DENZA)D9が141台と続き、トップ5のうち3台を中国のEVバンが占めた。さらに7位にMGマクサス7(95台)、8位にGWM WEY G9(78台)、12位にGAC M8 PHEV(34台)と、ランキングの中位以下にも中国ブランドがずらりと並ぶ。










