タイの選挙管理委員会は、6月28日に行われる地方選挙に合わせ、バンコクとパタヤで酒類の販売を一時的に禁止すると発表した。禁止期間は6月27日午後6時から28日午後6時までの24時間。投票日の前日夕方から投票終了までの間、対象エリアでは酒類の販売や提供が認められない。バンコク都知事選やパタヤ市長選を控えた措置で、週末にこの2都市で外食や買い物をする人は注意が必要だ。
禁止される期間と対象エリア
選管によると、規制の対象となるのは酒類の販売だけでなく、配布や無償提供、振る舞いも含まれる。期間は6月27日午後6時から翌28日午後6時まで。バンコク都とパタヤ市の選挙区内が対象で、コンビニやスーパー、レストラン、バーなどでアルコールの提供が一斉に止まる。
タイでは選挙のたびに投票日前後の酒類規制が行われており、今回はバンコクとパタヤという二大都市が対象となった。いずれも日本人が多く住み、観光でも訪れるエリアだけに、週末の予定に影響する人も少なくないとみられる。
違反すると最大6か月の禁錮または1万バーツの罰金
この措置は地方選挙法に基づくもので、違反した場合は最大6か月の禁錮、または最大1万バーツ(約4万8千円)の罰金、もしくはその両方が科される可能性がある。販売する店舗側だけでなく、提供する行為そのものが規制の対象となる点に留意したい。
選挙期間中に飲酒を全面的に禁じるわけではないが、対象エリアでは購入そのものが難しくなる。手元に飲み物を用意しておきたい場合は、27日午後6時より前に準備しておくのが無難だ。
6月28日の投開票、バンコク都知事選とパタヤ市長選
今回の地方選挙では、バンコク都知事とバンコク都議会議員、そしてパタヤ市長と市議会議員が選ばれる。投票時間は6月28日午前8時から午後5時まで。バンコク都知事選は首都のかじ取り役を決める注目度の高い選挙で、結果は今後の都市政策にも影響するとみられる。
酒類の販売が再開されるのは、投票が締め切られた28日午後6時以降となる見通し。短期間の措置とはいえ、知らずに買おうとすると販売を断られるため、滞在や移動の予定に合わせて頭に入れておきたい。

