バンコク東部のラートクラバンで6月26日、激しい雨と強風により道路沿いの電柱が約40本にわたって倒れ、車や住宅に被害が出た。現場に居合わせた人は、電柱が倒れる前に象の鼻のような渦を巻く風を見たと証言しており、竜巻のような突風が発生した可能性がある。倒れた電柱は約2キロにわたって道路をふさぎ、通行中の車を直撃する被害も出た。
約2キロにわたり電柱がなぎ倒される
ラートクラバン区によると、被害が集中したのはチャロンクルン通りのラートクラバンからノンチョーク方面へ向かう区間。6月26日、バンコクの広い範囲で激しい雨が降り、断続的に強い突風が吹いたことで、各地で被害が発生した。
この区間では強風で道路脇の電柱が数十本にわたって連続して倒れ、交通を広範囲にふさいだ。通りかかった車が下敷きになるなどの被害も出ており、別の報道では、倒れた電柱で乗用車の中に閉じ込められた女性が救助されたと伝えられている。一部の住宅では屋根が吹き飛ばされる被害も確認された。
渦を巻く風を見たという目撃証言
警察によると、現場にいた人は、雨と強風の中で象の鼻のような形に渦を巻く風が地域を通り過ぎるのを見たと話している。その直後に、電柱が一列に連なるように倒れていったという。タイではこうした渦を巻く突風が報告されることがあり、日本でいう竜巻や塵旋風にあたるとみられる。
被害区間は約2キロに及び、初期の調べで40本を超える電柱が倒れた。午後8時すぎには電力当局の車両が現場に到着し、復旧作業に入った。
バンコクでも相次ぐ突風被害
タイでは雨季に入ると、局地的な豪雨とともに突風や落雷による被害が各地で起きやすくなる。今年も地方を中心に、嵐で電柱が倒れて停電する被害が相次いでいた。今回はバンコク中心部に近い市街地で大規模な被害が出た形で、スワンナプーム空港にも近いエリアだけに、住民の生活への影響が懸念される。
倒れた電柱や垂れ下がった電線は感電の危険があり、復旧が終わるまで周辺では警戒が続く見通しだ。