バンコクとパタヤを結ぶ主要高速道路、モーターウェイ7号線で6月12日、路上に大量の釘が散らばり、およそ100台の車がタイヤをパンクさせる事態が起きた。現場はパタヤ方面に向かう40キロ地点付近で、多くの車が路肩に止まってタイヤ交換や救援を待つことになった。
モーターウェイ7のkm40で何が起きたか
地元の事故情報を発信するフェイスブックページによると、現場はチョンブリー県を通るモーターウェイ7号線、パタヤ方面の40キロ地点だ。路面にはねじ状の釘がいたるところに散らばり、走行中の車のタイヤを次々と突き刺した。被害を受けた車はおよそ100台にのぼるとされ、路肩にはパンクした車が何台も連なって止まっていたという。 このページは、同じルートを通る人に対し、釘が路上一面に散らばっているとして、当面はこの区間を避けるよう呼びかけた。
なぜ釘が散らばったのか
釘が散らばった原因は、現時点でははっきりしていない。ただ、この種の事故は、建設資材などを積んだトラックの荷台から積み荷がこぼれ落ちることで起きるケースが多い。固定が不十分なまま大量の釘やねじを運べば、カーブや路面の段差の衝撃で、路上にぶちまけられてしまうことがある。 モーターウェイ7号線は、バンコクとチョンブリー、パタヤを結ぶ大動脈で、通勤や物流、観光の車が絶え間なく行き交う。それだけに、ひとたび障害物が落ちれば、短い時間で多数の車が巻き込まれてしまう。
パンクが招く危険と備え
高速走行中のパンクは、ハンドルを取られて事故につながる危険がある。とくに後輪が急に空気を失えば、車体が不安定になりやすい。釘を踏んだと気づいたら、急ブレーキや急ハンドルを避け、ハザードランプを点灯しながら少しずつ速度を落として安全な場所に停車するのが基本だ。 パタヤ方面へ車で向かう予定がある人は、最新の交通情報を確かめ、現場付近を通る場合は十分に車間を取って走行したい。スペアタイヤや補修キット、ロードサービスの連絡先を備えておくことも、いざというときの助けになる。
落下物による被害、補償は受けられるのか
今回のように路上の落下物でパンクした場合、被害者が補償を受けられるかどうかは難しい問題だ。原因となったトラックが特定できれば、その持ち主や運送会社に賠償を求められる可能性がある。しかし、釘をまき散らした車両がそのまま走り去ってしまえば、特定は容易ではない。結局は自己負担で修理することになりがちで、ドライブレコーダーの映像が、相手を突き止める数少ない手がかりになることもある。 タイの幹線道路では、トラックからの積み荷の落下や、整備不良によるタイヤ片の散乱などが、これまでもたびたび事故の原因になってきた。高速道路を管理する当局は、通報を受ければ清掃に動くが、広い範囲に散らばった小さな釘をすべて取り除くには時間がかかる。今回の現場でも、安全がすっかり確認されるまでは、走行に注意が必要だ。