タイの人気リゾート地ホアヒンの鉄道駅で、列車を待っていた日本人の旅行系クリエイターが、座っていた椅子ごと後ろに転倒する様子が動画に収められ、SNSで話題になっている。本人にけがはなく、思わぬハプニングとしてタイの利用者の間で広く拡散した。
「タイで心臓が止まりかけた」。海外生活を発信する日本人の旅行系チャンネル「jun_suga_sekidou」は、ホアヒン駅でのそんな一幕を投稿した。6月24日、列車を待つ間に椅子の背もたれへ体を預けたところ、突然椅子が壊れ、背中から地面に倒れ込んだという。
動画には大きな音とともに転倒する様子が映っており、一緒にいた友人が笑いながら声をかける場面も収められている。幸い本人にけがはなく、投稿後には駅員にきちんと謝罪したとコメントしている。
この映像はタイのSNSで急速に広まり、「無事でよかった」と安堵する声とともに、思わぬ災難を面白がる反応が相次いだ。日本人クリエイターの素直なリアクションが、タイの人たちに親しみを持って受け止められた格好だ。
ホアヒン駅は、1920年代に建てられたタイで最も美しい駅の一つとして知られる。上品な木造の駅舎や、かつての王室専用待合所が残り、多くの観光客が記念撮影に訪れる名所でもある。レトロな雰囲気が魅力の一方で、長年使われてきた設備の傷みが思わぬ形で表面化した出来事ともいえる。
ちょっとしたハプニング動画が国境を越えて拡散するのは、SNS時代らしい現象だ。タイを訪れる外国人観光客の何気ない投稿が、現地の人々との温かい交流のきっかけになることもある。今回の椅子の一件も、笑い話として記憶される小さなエピソードになりそうだ。
