タイ気象局(กรมอุตุนิยมวิทยา)が2026年4月30日午前6時、夏季嵐警報の最新版を発表した。本日30日は嵐が最も激しくなる「ピーク日」で、北部・東北部・東部・中部・バンコク首都圏を合わせ計64県が直撃を受ける見通しだ。雷雨・強風・雹(ひょう)の落下・落雷が予報されており、屋外活動は要注意となる。
地域別の降雨確率は東北部が最も高く60%。ローイ県、ノーンカイ県、ウドーンタニー県、サコンナコン県、ナコンパノム県、コーンケーン県、ナコーンラーチャシーマー(コラート)、ブリーラム県、スリン県、シーサケット県、ウボンラーチャターニー県など20県が対象になる。北部はチェンマイ、チェンライ、ナーン、ウッタラディット、ピサヌローク、ペッチャブーンなど10県で確率30%。東部はチャンタブリー県、トラード県など4県で30%。中部はロッブリー県、アユタヤ県、カンチャナブリー県、ラーチャブリー県など5県で20%。バンコク首都圏も20%で、突発的な雷雨に巻き込まれるリスクがある。
嵐の原因は中国大陸からの寒気団がタイ北部に南下し、タイ上部に滞留している強い熱気と衝突することによるもの。タイ北部は最近、最高気温40度超の猛暑が続いていたため、寒気と熱気のコントラストが大きく、対流が激しくなり雷雨と雹をもたらしている。気象局によると、警報期間は2026年4月29日から5月1日までだが、最も激しいのは本日30日とされている。
タイ気象局は屋外を避け、大木の下や老朽化した建物、看板から離れるよう呼びかけている。バイク移動の多いタイでは雹が直撃すると怪我のリスクが高く、また落雷で送電が停まれば数時間〜半日の停電につながる地域もある。農業従事者には果樹の補強と家畜の屋内退避を指示。空港利用者には飛行機の遅延・欠航リスクも伝えた。
在タイ日本人や旅行者にとっては、特にチェンマイ・コラート・ウドーンタニー・ウボン方面への移動を予定している場合、本日から明日5/1にかけてのフライトと長距離バスのスケジュールを確認しておきたい。バンコク首都圏でも夕方以降に突発的な雷雨が発生する可能性があり、ソンクランから続いた猛暑が一気にスコールに切り替わる「タイの初夏あるある」が今年も大規模に到来する形となった。次の気象局発表は本日17時を予定している。