タイ国際航空(TG)は2026年5月の運航スケジュールを大幅に見直し、ジェット燃料価格の高騰とオフシーズンの需要低迷を理由にアジア国際線とタイ国内線で減便・運休を実施する。日本からの出張・旅行で利用される東京成田〜バンコク・スワンナプーム線も、5月の中旬から末にかけて現在の1日3便体制が2便に縮小される。
成田線の減便対象期間は2026年5月11日から31日まで。ただし5月29日のみ通常の1日3便体制が維持される。すでに発券済みの利用者にはタイ国際航空から個別に振替や払い戻しの案内が送られる見込みだ。
成田線以外のアジア路線でも複数の調整がある。ソウル仁川線は5月8日から31日まで1日3便から1便に縮小、台北(桃園)線は5月6日から31日まで1日3便から2便に、香港線は5月6日から31日まで1日4便から3便に減便される。台湾の高雄線は5月8日から31日まで全便運休となる(通常1日1便)。タイ国内線でもコーンケン、ウドーンターニー、ウボーンラーチャターニーの3路線で減便が予定されている。
減便と並行して、5月1日からは日本〜バンコク線を含む全路線で燃油サーチャージが大幅に引き上げられる。日本〜バンコク線エコノミークラスの片道サーチャージは現行の55ドルから140ドルに、ビジネス・ファーストクラスは80ドルから170ドルに改定される。エコノミーで往復ベースに換算すると、サーチャージだけで約4万5,000円相当となる。すでに発券済みの航空券には適用されないが、変更や払い戻しを行う場合は再発券扱いで新サーチャージが乗る可能性がある。
タイ航空業界では、すでに格安系のタイ・エアアジアが運休路線を香港・シンガポール・デンパサールにも拡大しているほか、タイ・エアアジアXが日本路線の欠航・減便でコールセンターを開設している。在タイ日本人と日本からの旅行者の両方が、5月の移動計画を航空会社の公式サイトと予約画面で再確認する必要があり、長距離出張の場合はLCCを含む代替便の早めの確保が現実的な対応となる。





