JAL系LCCのZIPAIRが、2026年冬ダイヤ(10月25日-2027年3月27日)の販売を4月24日12時に開始した。成田-バンコク線は引き続き1日1往復のデイリー運航、Standardで諸費用込み片道27,000円台、基本運賃ベースで22,600円から。中東紛争由来の燃油サーチャージ高騰とは一線を画す価格設定で、年末年始の帰国便を見据える在タイ日本人の選択肢として注目される。
バンコク線は、成田17:00発のZG51便でバンコク(スワンナプーム)22:15着、復路はZG52便がバンコク23:45発で翌07:30に成田着。スケジュールは現行と同じ。基本運賃はStandard(エコノミー)が22,600円から、ZIP Full-Flat(フルフラットシート)が65,000円から、6歳未満の幼児は一律5,000円のU6 Standard運賃が用意される。
同時発売の成田-ロサンゼルス線も1日1往復のデイリー。Standard 45,500円から、ZIP Full-Flat 201,500円からの設定で、成田14:45発のZG24便でLAに、復路ZG23便はLA発で翌日成田14:25着。冬ダイヤ全体で運航時刻は微調整されている。
機材はいずれも787-8で、座席は18席のZIP Full-Flatと272席のStandardの計290席。LCCながらフルフラットを18席用意する構成は、ZIPAIRのブランド軸でもある。冬期は国際線需要が高いLAとバンコクの2路線に絞り込み、安定運航と固定単価の維持を狙う戦略となる。
バンコク便Standardの諸費用込み27,000円台は、Thai AirAsiaの東南アジア9路線運休やタイ国際航空の日本路線サーチャージ倍増が続く中で、価格面の比較対象となる。年末年始の帰国・里帰りで往復5万円台のチケットを確保したい層には、4月の販売開始時点での予約が有利になりやすい。
ZIPAIRは2026年夏ダイヤでサンフランシスコ便も追加発売しているが、冬ダイヤはLAとバンコクの2路線に絞った形。フライト数の絞り込みと固定単価の維持は、燃料高騰下のLCC経営戦略として一つの解で、消費者にとっては「サーチャージ無し・低単価」の選択肢が一定期間担保される意味を持つ。