タイ国際航空(THAI)が、バンコクとオランダのアムステルダムを結ぶ直行便を、2026年7月1日に再開する。約28年ぶりとなる欧州路線の復活で、タイとヨーロッパを結ぶネットワークの強化を狙う。
7月1日からデイリー運航、機材はA350
再開する路線は、バンコクのスワンナプーム空港とアムステルダムのスキポール空港を結ぶ直行便で、毎日1往復のデイリー運航となる。使用機材はエアバスA350-900である。運航時刻は、バンコク発(便名TG936)が午前5時35分発・午後0時40分着、アムステルダム発(TG937)が午後2時15分発・翌朝6時35分着とされる。THAIはまず1日1便で需要を見極める方針で、搭乗率が好調であれば、2027年半ばにも2便目を追加する可能性があるという。
28年ぶりの欧州路線復活
THAIがアムステルダムに乗り入れるのは、実に約28年ぶりとなる。同社は1998年を最後にアムステルダム線から退いており、当時はチューリッヒを経由する形で運航していたものの、路線網の再編にともなって段階的に取りやめていた。今回はそうした経由便ではなく、バンコクとの直行便としての本格的な復活となる。新型コロナ禍を経て国際線の需要が戻るなか、欧州の主要都市への直行ルートを再び確保する形である。
旅行需要の回復をにらむ2026年の路線拡大
THAIの商務責任者キッティフォン氏は、アムステルダム線が同社のネットワークを広げ、観光客とビジネス客の双方にとって利便性を高めると述べた。世界的に旅行需要が回復を続けるなか、増加する乗客に対応する狙いがあるという。アムステルダムは欧州の航空ハブの一つであり、ここに直行便を持つことは、ヨーロッパ各地への乗り継ぎの面でも利点が大きい。THAIは2026年、アムステルダムのほかにもオークランドや中国の深センなど、複数の新規・再開路線を打ち出しており、再建を進める同社の攻めの姿勢がうかがえる。
就航記念のキャンペーンも
路線再開にあわせて、THAIは記念のキャンペーンも展開している。旅行パッケージ「ロイヤルオーキッド・ホリデーズ」の拡充や、マイレージ会員制度「ロイヤルオーキッド・プラス」の特典強化に加え、総額300万バーツ相当・3,000点の賞品が当たるプロモーションを実施し、賞品にはアムステルダム便のビジネスクラス往復券も含まれるという。日本からタイを経由して欧州へ向かう旅行者にとっても、選択肢が一つ増えることになる。