タイ・パトゥムタニ県サームコック郡チエンラックヤイ区第4村のウドンラチャ高速道路の歩道橋で、若者の男女グループが深夜に麻薬を使用しながら、OnlyFans用のわいせつ動画を撮影していたと住民が通報した。現場検証では使用済みコンドームやローション、ナスにコンドームを被せた性的小道具までが散乱し、地元住民の間で「空中ホームステイ(โฮมสเตย์ลอยฟ้า)」と呼ばれる悪名の場所と化している。
通報を受けたのは第4村の村長チューキアット・ポーチャン氏。「住民から『閉鎖的なオンラインコミュニティで売買される動画が、この歩道橋で撮られている』という通報が入った」と説明する。村長と副村長チャイワット・パンヤラチュン氏が現場を確認したところ、深夜に使われたとみられる多数の物的証拠が出てきた。
確認された遺留物は、使用済みコンドーム、女性用下着、コンドームの空袋、ローションの容器、ウェットティッシュ、そして1個のナスにコンドームを被せて投棄された性的小道具。村長は「自分はこの周辺を毎日見回っているが、こうした物が散乱しているのは初めて。前夜に集中的に使われたとみられる」と語った。
副村長によると、この歩道橋では同時に銅線の被覆を剥いで燃やし、中の銅を抜き取って売る痕跡も見つかったという。性的な集会だけでなく、窃盗・廃棄物処理を伴う雑居スポット化が進んでいる構図で、住民は「空中ホームステイ」と皮肉を込めた呼び名で当局の対応を求めている。
村長は警察(サームコック署)と高速道路公社に連絡を入れ、防犯対策を協議中だ。歩道橋には道案内看板が立っていて視界が遮られる構造になっており、夜間は人目につかない死角ができている。日本人の感覚では「歩道橋でカップルが薬物とアダルト動画を撮る」現場は想像の外にあるが、タイのSNSではOnlyFansを含むアダルトプラットフォームの撮影舞台が地方の公共インフラに広がっており、当局の対応が後手に回っている実態を示している。