タイ東北部サコンナコン県の小学校で、3年生の男子児童が刃物のなたを振り回し、女性教師を追いかけ回すという出来事があった。教師はとっさに逃げて難を逃れたが、教室は騒然となり、児童や教職員がパニックに陥った。
報道によると、現場はサコンナコン県内の小学校。詳しい経緯は明らかになっていないが、まだ8歳から9歳ほどとみられる男子児童が、農作業などに使う大型の刃物「なた」を手に、女性教師に向かっていったという。教師は身をかわしてけがを免れたものの、居合わせた子どもたちや教職員は恐怖に包まれた。
この出来事は、地元のフェイスブックページが投稿した動画によって広く知られることになった。低学年の子どもが刃物を振り回すという衝撃的な映像に、SNS上では驚きとともに、子どもを心配する声が相次いでいる。
一方で、なぜ幼い児童が校内でなたを持ち出すに至ったのか、その背景はまだ分かっていない。家庭の事情や本人の心の状態など、慎重に見極めるべき点は多い。どのようにして刃物が校内に持ち込まれたのか、再発をどう防ぐのかも、学校に突きつけられた課題だ。
子どもが起こした出来事だけに、犯人捜しや一方的な非難に走るのではなく、なぜそうなったのかを丁寧に解きほぐし、必要な支援につなげる視点が欠かせない。タイでは学校の安全管理や、子どもの心のケア体制の充実が、改めて問われることになりそうだ。