タイ東北部ナコンラチャシマ県(コラート)のラムタコンダム湖畔で、夜釣りに出かけた家族が翌朝、駐車していた白いバンのタイヤ4本をすべて盗まれる被害に遭った。6月14日、被害者がフェイスブックに顛末を投稿し、人けのない場所での駐車に警戒するよう呼びかけている。
被害者によると、前夜の午後10時ごろ、家族とともに白いワゴン車でラムタコンダムへ釣りに出かけた。ダムは幹線道路ミットラパープ通り(フレンドシップ・ハイウェイ)沿いにあり、車は水辺まで降ろせないため堤の上の路肩に止めたという。一家はそのままダム下の水辺に降りて、夜通し釣りを楽しんだ。
ところが翌朝10時ごろ、車を止めた場所に戻ると、バンはタイヤ4本をきれいに外され、車輪のない状態で残されていた。被害者は、まさかこの場所でこんな被害に遭うとは思わなかったと話している。その後、地元のクロンパイ警察署に被害届を出し、犯人の早期摘発を求めた。
タイヤ泥棒の典型的な手口は、ジャッキで車体を持ち上げて四輪をホイールごと外し、車体をブロックや石の上に残して立ち去るというものだ。タイヤやホイールは固有の番号で管理されておらず、中古市場やオンラインで容易にさばけるため、停めっぱなしの車から部品単位で狙われやすい。手際よく短時間で四輪を外していくケースも少なくない。
ラムタコンダムはコラートとバンコクを結ぶ幹線道路沿いにある大きな貯水池で、釣りや行楽に訪れる人も多い。一方で夜間は人通りが少なく、今回のように車を長時間放置すれば格好の標的になりかねない。観光地や行楽地の駐車スペースは、こうした窃盗犯にとって都合のよい場所になりやすい。
こうした被害を防ぐには、ホイールロックの装着や、照明と人通りのある場所、防犯カメラの近くへの駐車が有効とされる。人けのないダムや行楽地に車を長時間置く場合は、特に注意が必要だ。深夜のレジャーでは、車そのものが盗難の標的になり得ることを、改めて思い出させる出来事だ。