タイ気象庁は4月22日、全国33県で雨と強風の予報を発表した。同時に北部と中部は熱による低気圧の影響で猛暑が続き、北部の一部地域では最高気温が42℃に達する見通しである。雨と猛暑が同日に混在する不安定な大気状態で、在住者の行動計画に影響が出そうだ。
バンコク圏では午後に雷雨が10%の確率で発生し、日中は靄が立ちこめる見通し。最低気温は27〜29℃、最高気温は35〜39℃で、屋外での長時間滞在は引き続き控えめが無難となる。先に報じたバンコクの熱指数が19日連続で危険レベルと連続する状況で、体感温度の厳しさは変わらない。
北部は「猛暑」区分となり、ナーン、タック、ピッサヌロック、ペッチャブン各県で最高気温が37〜42℃に達する見込みだ。局所的な雷雨と強風(突風)が10%の確率で発生する区域も含まれる。朝晩の最低気温は22〜27℃で、標高の高い山間部では比較的しのぎやすいが、盆地では日中の暑さが厳しい。
東北部はルーイ県を含む複数の県で強風と10%の雨予報が出ている。先日、ルーイ県プークラドゥン郡で1時間以上の雹嵐が住宅を砲撃した事例があり、同じ気候パターンが継続している。強風と雹を伴う雷雨は、住宅の屋根や屋外家電への被害リスクを高める。
今回の気象状況の主因は、タイ上部地域に居座る熱による低気圧である。南から入る湿気と、中国側から降りてくる冷気の境界で大気が不安定化し、局所的に激しい上昇気流を生む。4月下旬から5月前半は毎年この傾向が強い時期で、農作物や屋外インフラへの影響も予想される。
在タイ日本人への実務的な注意は3点。屋外駐車の車両は強風と雹の進路に気を配り、可能なら屋根のある場所に駐車する。屋外活動は早朝と夕方に集中させ、正午前後の外出は最小限にする。停電リスクに備えてモバイルバッテリーと懐中電灯を手元に準備しておく。先にカンチャナブリ県のエラワン国立公園が山火事とPM2.5で一時閉鎖されており、週末の外出計画は最新情報のチェックが欠かせない。