タイ気象局は、5月31日から6月6日にかけて全国で雨が続き、各地で大雨や非常に激しい雨が降ると警告した。鉄砲水や山からの濁流への警戒を呼びかけ、アンダマン海では高波のため小型船に出航の見合わせを求めている。タイは本格的な雨季に入った。
南部・東部・北部西側で特に激しい雨
気象局によると、雨は全国に及び、特に南部の西側、東部、北部の西側で非常に激しい雨が予想される。6月2日から3日にかけては上部地域の雨がやや弱まる一方、南部と東部では局地的に激しい雨が続く見通しだ。
水路沿いや低地は鉄砲水に警戒
今回の警報でとくに注意が必要なのが、降り続く雨による鉄砲水と山からの濁流だ。気象局は、川や水路の近く、低地の集落では急な増水に備えるよう呼びかけている。短時間に大量の雨が降れば、地形によっては一気に水位が上がる危険がある。
アンダマン海は波2〜3メートル、小型船は出航見合わせ
プーケット以北の上部アンダマン海では風と波が強まり、波の高さは2〜3メートル、雷雨の海域では3メートルを超えると予想される。気象局は5月28日から6月3日にかけて、この海域の小型船に出航を控えるよう求めている。島めぐりやマリンスポーツなど海のレジャーにも影響が出かねない。
本格化する雨季、都市部の冠水にも注意
タイは例年5月ごろから10月ごろまでが雨季にあたる。バンコクをはじめ都市部では、短時間の豪雨で道路が冠水し、交通が乱れることが多い。今年の雨季は例年より雨が少なく、接近する台風も1〜2個との見方も出ているが、足元では強いモンスーンによる大雨が続いている。当面は急な増水や落雷、強風への備えが欠かせない。


