バンコクのブンクム区で、15歳の職業学校の生徒が下校途中に2人の少年から刃物で腹部を刺される事件が起きた。警察は防犯カメラの映像から容疑者を割り出し、14歳と15歳の少年2人を素早く逮捕した。
下校途中の路上で腹部を刺される
事件が起きたのは5月29日の夕方、午後7時前ごろだった。被害者の15歳の生徒が学校から帰宅する途中に2人の少年に襲われ、短い刃物で腹部を刺された。バンコク都警察のサイアム・ブンソム本部長の指揮で捜査が進められた。
防犯カメラで14歳と15歳を即日逮捕
警察は翌5月30日までに容疑者の少年2人を逮捕した。1人は14歳、もう1人は15歳で、いずれも仮名で発表されている。現場周辺の防犯カメラの映像が、容疑者の特定と早期逮捕の決め手となった。押収されたのは、犯行に使われたとみられる短い刃物1本とオートバイ1台。事件の動機や両者の関係は、警察が調べを進めている。
容疑者は14歳と15歳、少年事件として
逮捕された2人はいずれも10代半ばの少年で、タイでは少年事件として扱われる。タイでは刑事責任を問われる年齢や処分が成人とは異なり、年少者には保護や更生を重視した手続きが取られる。10代の少年が刃物を持って同世代を襲った今回の事件は、若者の暴力をどう防ぐかという課題をあらためて突きつけている。
繰り返される若者の刃物事件
タイでは、若者や職業学校の生徒がからむ刃物・暴力事件が、長年の社会問題として繰り返し報じられてきた。対立する学校の生徒同士の抗争や、ささいなトラブルが刃傷沙汰に発展する例もある。今回の容疑者と被害者の関係はまだ明らかになっていないが、現場周辺の防犯カメラが容疑者の早期特定につながった点は、都市部の捜査でカメラ網が果たす役割の大きさを示している。


