バンコク都庁(BMA)は4月21日、同日の熱指数が「危険(アンタラーイ)」レベルに達したと警告した。バンコクは4月1日から19日連続で熱指数が危険レベルを記録しており、体感温度の上昇による熱射病リスクが深刻な水準に入り続けている。
熱指数は気温と相対湿度から算出される「体感温度」の指標で、4月21日時点の数値は42〜51.9℃に達した。実際の気温は38〜40℃で推移しているが、高湿度が重なることで人体の感じる暑さは一段と厳しくなる。バンコクは海沿いの低地盆地で風通しが弱く、湿度が下がりにくい地形特性を持つため、体感温度の上振れが大きい。
熱指数の「危険」区分は、長時間屋外にいると熱中症を起こすリスクが高く、さらに体温調節が追いつかない状況では致命的な熱射病に至る可能性がある水準である。BMA環境局は、午後のピーク時間帯には屋外での長時間滞在と運動を控えるよう強く勧告している。
注意すべき症状は、疲労感、めまい、発疹、筋肉のけいれん、そして深刻な段階としての熱射病である。最初のサインを見逃すと短時間で重症化するため、異変を感じた段階での水分補給と涼しい場所への移動が重要となる。BMAは症状が収まらない場合はただちに医療機関を受診するよう呼びかけた。
特にリスクが高いのは、子供、高齢者、妊婦、心臓・腎臓・糖尿病などの慢性疾患を抱える人、そして肥満傾向のある人である。これらのグループには屋外活動自体を控えるよう勧告が出ており、学校や保育所、老人ホームなどの屋外スケジュールも見直しが進む見通しだ。
在バンコク日本人にとって、エアコンが効いたオフィス・モールと屋外の温度差は普段以上に体への負担となる。水分は1時間ごとに200〜300mL、外出時は日陰の多いルート選択、バイクや屋外ウェイトレスなどの作業は15〜20分ごとの休憩、そして体調の違和感は「無理しない」判断が欠かせない。先に報じた気象庁が29県に夏嵐警報、4/23-25がピークの時期と重なるため、週後半にかけて気温・雷雨・湿度すべてが激しく動く見込みである。