タイ天然資源環境省は4月9日、ソンクラーン期間中の4月14日「家族の日」に合わせ、同省管轄の自然観光地および学習施設を全国一斉に無料開放すると発表した。対象には国立公園133カ所が含まれ、タイ国籍の来場者が入場料なしで利用できる。
スチャート・チョムクリン天然資源環境大臣は、アヌティン・チャーンウィラクン首相の方針のもと、経済・エネルギー・環境を統合的に推進する施策の一環であると説明した。家族が質の高い時間を過ごしながら出費を抑えられるよう配慮し、同時に自然保護の意識啓発も狙う。
ラウィーワン・プーリデート事務次官によると、省では安全対策、利便性の向上、各施設へのスタッフ配置など、来場者の受け入れ態勢を万全に整えている。繁忙期となるソンクラーン連休中の事故やトラブルを未然に防ぐため、全拠点で監視体制を強化する方針である。
政府はソンクラーン期間中、高速道路の無料開放やモーターウェイ全線の通行料免除など、国民の移動負担を軽減する施策を相次いで打ち出している。国立公園の無料開放もこの流れに沿ったもので、国内旅行を後押しし地域経済の活性化につなげる狙いがある。
エネルギー価格の高騰で「自宅待機」を選ぶ人が増えているとの世論調査結果もある中、入場料の免除は家族連れにとって貴重な選択肢となりそうである。カオヤイやエラワンの滝など人気の国立公園では混雑が予想されるため、早めの出発と事前の情報確認が推奨される。