タイ中央銀行(BOT)のセータープット総裁は9日、中東情勢の悪化がタイ経済に与える影響について記者会見を開き、2026年のGDP成長率見通しを従来予測から大幅に引き下げ、1.3〜1.7%になるとの見解を示した。
総裁が成長鈍化の要因として挙げたのは「紛争の長期化リスク」「エスカレーションの度合い」「エネルギー供給網の混乱」の3点である。とりわけホルムズ海峡の通航制限が長引けば、原油調達コストの上昇を通じて製造業や物流に深刻な打撃を与えると警告した。世界銀行も同日、タイのGDP予測を1.3%に下方修正しており、国際機関と中銀の見通しが足並みをそろえた格好である。







