財務省のラワロン事務次官が4月8日、「コンラクルンPlus」を4月21日の閣議に提出し、5月から支給を開始する見通しを明らかにした。対象者は2,000万人を超える規模になる。
コンラクルン(คนละครึ่ง)は「一人半額」の意味で、政府が国民の買い物代金の半分を負担する景気刺激策である。コロナ禍で導入され、タイ国民に広く浸透した。今回の「Plus」版は燃料危機に伴う物価高騰への対策として復活する。
事務次官によると、支給額や予算規模は政府が最終決定を待っている段階だが、以前の2,000万人枠をさらに拡大する方針だという。「国民が広範囲に困窮しているため、カバー範囲を広げる必要がある」と述べた。
財源としては、財務省が緊急勅令による予算移転で確保できる額が約840億バーツ(約4,200億円)と報告されている。支給は「パオタン」アプリを通じて行われ、登録済みの国民が対象となる。
ディーゼルが50バーツを突破して以来、スリン県の市場が閑散となり、南部のバス料金が値上がりするなど、国民の生活は圧迫されている。コンラクルンPlusは、こうした生活コスト上昇への直接的な緩和策として期待される。
在タイの日本人がこの制度を利用できるかは不明だが、タイ国籍者のパートナーや従業員が恩恵を受ける可能性は高い。5月の開始に向け、パオタンアプリへの登録状況を確認しておくとよいだろう。
