世界的に有名になったコビトカバの赤ちゃん「ムーデン」の展示エリアに侵入した男に対し、裁判所が有罪判決を言い渡した。罰金1万バーツ(約5万円)が科された。
事件は3月17日午後5時頃に発生した。カオキアオ動物園の防犯カメラに、中年の男が柵を乗り越えてムーデンと母親がいるエリアに飛び込む様子が映っていた。男はムーデンに近づきながら動画を撮影していたが、スタッフが即座に対応し、警察に引き渡した。
裁判所は被告の行為が規則違反に該当すると認定し、罰金1万バーツの判決を下した。動物園側はこの判決を公表するとともに、来園者に対して動物の展示エリアへの侵入は法的措置の対象になると改めて注意喚起した。
ムーデンは2024年にSNSで世界的なバイラル現象を引き起こしたコビトカバで、カオキアオ動物園の最大の集客力を持つスターである。愛くるしい仕草がTikTokやInstagramで数億回再生され、タイ観光の象徴的存在にもなった。
そのムーデンの柵に飛び込むという行為は、動物へのストレスだけでなく、母親のカバが攻撃的になるリスクもあった。1万バーツという罰金額は軽いようにも見えるが、有罪判決が出たこと自体が今後の抑止力になると動物園は期待している。





