バンコクのカオサン通りにあるホテルの一室で4月7日午後1時頃、外国人男性2人の遺体が発見された。部屋には白い粉末が散乱しており、警察が成分の鑑定を急いでいる。
チャナソンクラム署によると、死亡していたのは南アフリカ人男性(30)とラトビア人男性の2人。宿泊していた部屋の床に、ベッドの前で並ぶように横たわっていた。南アフリカ人男性は黒いTシャツに黒いズボン、黒いキャップを被った状態だった。
室内に散らばっていた白い粉末は鑑識が回収し、分析に回された。薬物の可能性が高いとみられるが、結果はまだ出ていない。ワチラ病院の法医学チームが死因の究明にあたっている。
カオサン通りはバンコク最大のバックパッカー街として知られ、世界中から旅行者が集まる。安宿やバーが軒を連ね、夜になると賑わいを見せる場所である。だが過去にも薬物絡みの事件が起きており、旅行者が安全に過ごすための注意喚起がたびたび行われてきた。
国籍の異なる2人が同じ部屋で同時に死亡しているという状況は極めて不自然で、薬物の過剰摂取か、粗悪な薬物による中毒死の可能性が考えられる。警察は鑑識結果と防犯カメラの映像をもとに、2人の行動履歴と死因の特定を進めている。
ソンクラン連休を控え、カオサン通りには今後さらに多くの観光客が訪れる。旅行者は見知らぬ人からの飲食物や薬物の提供には十分注意が必要である。




