タイ・ノンタブリ県バンブアトン郡ピムラート町の住宅で5月19日午前1時頃、有名な救助財団のレスキューボランティアであるソポン氏(通称ポック)が、妻で病院職員の44歳プー氏(仮名)を、彼女が昔の元交際相手の男性とSNSでチャットしている画面を見つけたことに激怒し、銃の柄(ストック)で頭部・顔・全身を激しく殴打、さらに貴重品を多数奪って逃走する事案を起こした。プー氏は地元のバンブアトン警察署に体中に殴打の痕を残した状態で被害届を出し、警察は銃器不法所持・銃器公然携帯・夜間窃盗・傷害の容疑で監視カメラ映像を証拠に逮捕状を発行。逃走していた容疑者は5月24日、警察に自首し、取材陣の質問に対しては「家族の話に首突っ込むな、くだらない」と怒鳴る場面もあった。
5月19日午前1時、元彼とのチャット発見が引き金
事案が起きたのは5月19日午前1時頃、ノンタブリ県バンブアトン郡ピムラート町(タンボン・ピムラート)の住宅内。容疑者のソポン氏(通称ポック、有名な救助財団のレスキューボランティア)が、妻のプー氏(44歳、病院職員)がスマートフォンで昔の交際相手の男性「ナイ・エー」とSNSでチャットしているのを発見した。元彼との関係は2人が子供時代から続いており、それを目にしたソポン氏が口論を始め、暴力に発展した。
銃の柄で頭部・顔・全身を殴打、貴重品多数奪い逃走
殴打に使われたのは銃の柄(ストック)で、ソポン氏は妻の頭部・顔・全身を繰り返し殴った。プー氏には複数の打撲痕と裂傷が残った。さらに殺害をほのめかして脅迫し、家の中の貴重品(現金・宝飾品など)を多数奪って車で逃走した。被害状況は防犯カメラに映っており、警察の捜査ですぐに容疑者が特定された。
銃器不法所持+夜間窃盗+傷害でCCTV証拠から逮捕状
バンブアトン警察署(สภ.บางบัวทอง)はプー氏の被害届と監視カメラの映像を基に、ソポン氏を以下の4つの容疑で立件すると決定した。
- 銃器を所持していた容疑(無許可所持)
- 銃器を公の場で携帯した容疑
- 夜間窃盗の容疑(夜間に他人の財産を盗む行為)
- 傷害の容疑(妻に重い負傷を負わせた)
CCTV映像と現場での殴打痕跡、奪われた貴重品のリストが揃ったことで、逮捕状の発行に至った。
5月24日に自首、取材陣に「家族の話に首突っ込むな」と逆ギレ
逃走から5日後の5月24日、容疑者ソポン氏は警察に自首した。バンブアトン警察署に出頭する場面に取材陣が集まり、SNS上で先行して話題になっていた事案について質問を投げたが、ソポン氏は「家族内の問題に他人が首を突っ込むな」「くだらない」と怒声をあげる場面が記録された。レスキューボランティアという「人助け」のイメージの肩書きと、家庭内での暴行・窃盗・脅迫という行為の落差に、SNS上では「肩書きと中身が一致しない」「ボランティアの審査が甘い」といった批判が広がっている。
DVと「人助けの顔」の落差、財団側の対応も焦点
タイでは民間のレスキュー財団(ป๊อเต็กตึ้ง・ร่วมกตัญญู等)のボランティアが現場のニュース映像に頻繁に登場し、社会的に信頼される存在として認識されている。今回の事案は、その肩書きを持つ人物が家庭内で深刻なDVと窃盗を起こしたという点で、所属財団の対応とボランティア審査の在り方にも視線が向けられている。プー氏は離婚を求めており、警察は今後の取り調べで動機の詳細と、容疑者の過去のDV履歴の有無も確認する見通し。

