アヌティン首相は7日午前、給油所の営業時間制限について具体的な方針を示した。ソンクラン連休後の4月20日以降、全国の給油所は夜10時から朝5時まで営業を停止する。
前日の閣議で営業制限の方針は決まっていたが、具体的な時間帯と実施時期が明らかになったのはこの日が初めてだ。ソンクラン期間中は帰省ラッシュで燃料需要がピークに達するため、連休が明ける20日を開始日に設定した。
あわせて首相は「中東戦闘状況管理・追跡センター」の新設を表明した。前政権下で設置されていた同様の組織は政権交代で失効しており、新たに立ち上げ直す。燃料不足の解消と防止を目的とした緊急政令の制定も進めるとした。
夜間の営業停止は燃料消費の抑制が狙いだが、すでに「20年で初めて」と嘆く移動販売車や長距離トラックなど、深夜に走る物流への影響が心配される。ラヨーンの漁船500隻が港で動けない状況も続いており、制限だけで危機は解決しない。
在タイ日本人にとっては、深夜のタクシー利用や早朝の空港送迎時にガソリンスタンドが閉まっている可能性が出てくる。ソンクラン前に車の給油は済ませておいた方がいい。