タイに来て初めてのソンクラーンを迎える私が、準備しながら調べたことと、タイ人の友達に聞いた「ガチの情報」を全部まとめた。これからソンクラーンのためにタイに来る人、在住で初参戦の人、ぜひ読んでほしい。
そもそもソンクラーンって何? — 水かけ祭りの前に知っておくこと
ソンクラーンはタイの旧正月で、毎年4月13〜15日がメインの祝日。2023年にはUNESCO無形文化遺産に登録された、タイで4番目の世界遺産だ(他はコーン、ヌアットタイ、ノーラー)。
「水かけ祭り」として有名だけど、本来は仏像に水をかけて清める宗教行事。年長者の手に水をかけて敬意を示し、新年の祝福を受ける。お寺に行って托鉢してお参りして、家族と過ごすのが伝統的なソンクラーン。
タイ人の友達に「ソンクラーンって何する日?」って聞いたら、「朝はお寺、昼は水かけ、夜は家族でご飯」って言ってた。観光客が見ている「水かけバトル」は、実はソンクラーンの一部でしかない。
2026年のスケジュール — エリアごとに日程が違う
2026年は公式には4月13日(日)〜15日(火)が祝日。ただし実際のイベントはもっと長い。
| エリア | 日程 | 時間帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| シーロム通り(バンコク) | 4/12〜14 | 10:00〜24:00 | 5kmが歩行者天国。消防車の放水。最も混雑 |
| カオサン通り(バンコク) | 4/13〜15 | 10:00〜23:00 | バックパッカーの聖地。DJ・屋台・水鉄砲 |
| サイアムスクエア(バンコク) | 4/12〜15 | 終日 | 若者向け。商業施設との連携イベント |
| ベンチャキティ公園(バンコク) | 4/11〜15 | 終日 | 「マハーソンクラーン」政府主催の大型イベント |
| パタヤ(ワンライ) | 4/19 | 終日 | 公式日程の4日後。パタヤ独自の延長戦 |
| チェンマイ | 4/13〜15 | 終日 | 堀の周りで水かけ。ただし2026年はPM2.5で予約が半減 |
パタヤのワンライ(4/19)は、バンコクが終わった後のクライマックス。ビーチ沿いが巨大なパーティー会場になる。「バンコクで体験してからパタヤに移動」という2拠点プランも人気。
持ち物リスト — これを忘れると詰む
タイ人の先輩(ソンクラーン歴20年以上)に聞いた「ガチで必要なもの」リスト。
絶対必要
- 防水スマホケース:セブンイレブンで50〜100バーツ(約210〜420円)で買える。首から下げるストラップ付きを選ぶ
- ドライバッグ:パスポート・財布・ホテルのカードキーを入れる。Decathlonで100〜300バーツ
- 捨てていい服とサンダル:白い粉(ディンソーポーン)を練ったものを塗られると落ちない。色水をかけられることも
- 現金は最小限:1,000バーツ以下に。カオサン周辺はスリが活発
あると便利
- ゴーグル:水に何が混ざっているか分からない。下水を汲んでいる場面もある(本当に)
- 防水バッグ型リュック:両手を空けてウォーターガンを持てる
- 日焼け止め:4月のバンコクは体感温度50度超え。水で流れるので何度も塗り直す
持っていかないもの
- 高級時計・アクセサリー
- 一眼レフカメラ(防水でない限り)
- お気に入りの靴(絶対に汚れる)
交通事情 — 「危険な7日間」は本当に危険
ソンクラーン期間中の道路は、タイで最も死亡事故が多い時期。タイでは「7 วันอันตราย(7 dangerous days)」と呼ばれていて、2024年のソンクラーンでは7日間で480人が死亡、2,000人以上が負傷した。1日あたり約69人が亡くなっている計算だ。
主な原因は飲酒運転で、事故全体の約40%を占める。バイクの事故が特に多い。
対策:
- この期間にレンタルバイクは絶対に借りない
- 移動はBTS・MRT・Grabを使う
- 深夜の移動は避ける(酔っ払い運転が増える)
- 10バーツのソンクラーン保険がセブンイレブンで買える(30日間、事故時の補償付き)
2026年特有の注意 — 燃料危機と物価高
今年のソンクラーンは例年と少し事情が違う。ディーゼル価格が50バーツを超える燃料危機の真っ最中で、ソンクラーンの消費支出は4年ぶり低水準になる見通し。
旅行者への影響:
- 航空券:LCC各社がソンクラーン後のフライト削減を検討中。帰りの便は早めに予約
- タクシー・Grab:燃料サーチャージで料金が上がっている。ソンクラーン中はさらに割増になる可能性
- 高速道路無料:4月10〜19日の10日間、7路線が無料。レンタカー派には朗報
- 食事:屋台やフードコートの価格が5〜10%上がっている。ただしソンクラーン特需で各地にフードフェスが出るので、食べるものには困らない
初参戦のコツ — タイ人に教わった5つのこと
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午前中はお寺に行ってみて。 ワット・ポーやワット・アルンで、タイ人と一緒に仏像に水をかける体験ができる。「ソンクラーンの本当の意味」を感じられるし、午前中はまだ水かけが穏やかなので写真も撮れる
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水をかけられたくないエリアは存在しない。 「私はかけないでオーラ」は通用しない。コンビニに行くだけでもずぶ濡れになる覚悟が必要。嫌な人はホテルから出ない方がいい(本気で)
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氷水に注意。 大きなバケツに氷を入れた水を用意している人がいる。バンコクの4月の日中に氷水をかけられると本気でヒートショックになりかねない。特にお年寄りや子どもは注意
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写真はウォータープルーフケースに入れたスマホで十分。 GoProを持っていくなら首掛けストラップ必須。手持ちだと落とすか盗まれる
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夜は早めに切り上げる。 21時を過ぎると酔った人が増えてトラブルが起きやすい。特にカオサン周辺は深夜になるほど雰囲気が変わる。楽しいのは15時〜19時がピーク
私の予定
正直言うと、去年は「え、水かけ?子どもっぽくない?」って思ってた。でもタイに住んでみて、ソンクラーンが近づくとバンコク全体がソワソワし始めるのを感じて、考えが変わった。友達は全員「年間で一番楽しい日」って言う。
私は13日の朝にワット・ポーでお参りして、昼からシーロムに突撃する予定。パタヤのワンライ(19日)にも行きたいけど、帰りの交通手段を確保できるか次第。この記事を読んでくれた人とシーロムで会えたら最高だな。

