タイ・パタヤ沖の海上で2026年5月25日午前10時頃、50歳前後の韓国人男性とみられる遺体が、コ・サック島(เกาะสาก / Koh Sak)の北側海上に浮かんでいるのが発見された。場所はパタヤ海岸から約6海里(約11km)、観光客で賑わうコ・ラン島(เกาะล้าน / Koh Larn)の近く。サワンボリブーン・タンマサターン財団(มูลนิธิสว่างบริบูรณ์ธรรมสถาน)とパタヤ海上災害防止隊の救助チームが通報を受けて回収した。男性はうつ伏せの状態で漂流しており、警察の初期確認では外傷は見当たらず、遺体は少なくとも6時間以上水中にあったとみられる。所持品から韓国の運転免許証、銀行ATMカード3枚、ホテルのルームキーが見つかり、身元確認が急がれている。
5/25午前10時、コ・サック島の北側で発見
事案が発覚したのは2026年5月25日午前10時頃。パタヤ沖の漁師や観光船が「海面に人が浮かんでいる」と通報したことを受けて、サワンボリブーン・タンマサターン財団とパタヤ海上災害防止隊(พัทยา หน่วยป้องกันภัยทางทะเล)が出動した。現場はパタヤ海岸から北西方向に約6海里(約11km)、コ・ラン島の北側にあるコ・サック島という小さな島のさらに北側の海上。コ・ラン島はパタヤから日帰りで行ける人気のリゾート島で、コ・サック島はその近くに位置するシュノーケリングスポット。
50歳前後の韓国人男性、ポロシャツに半ズボン姿
遺体は50歳前後の男性で、白いポロシャツ(襟元と袖に黒いトリム入り)と緑色の半ズボン姿でうつ伏せの状態で浮かんでいた。所持品の財布の中には、韓国(大韓民国)発行の運転免許証、韓国国内銀行のATMカード3枚、パタヤ市内のホテルのルームキーが入っていた。これらの所持品から、警察は被害者を韓国人観光客と推定し、身元確認の作業に入っている。具体的なホテル名と本人氏名は、家族・関係機関への通知を優先する観点から、現時点では公表されていない。
外傷なし、6時間以上水中にあった可能性
遺体を引き上げた後の初期検視では、明らかな外傷や暴行の痕跡は見当たらなかった。皮膚の状態や体温などから、遺体は少なくとも6時間以上水中にあったとみられる。仮に午前10時に発見されたとすれば、遅くとも前夜(5月24日深夜)から早朝にかけてに海に入っていた計算になる。詳細な死因究明のため、遺体はバンコクの警察病院法医学研究所(สถาบันนิติเวชวิทยา โรงพยาบาลตำรวจ)に搬送され、剖検が行われる。
パタヤ警察、身元確認と関連機関調整を急ぐ
事案の捜査を指揮するのは、パタヤ警察署副捜査官のクリエングクライ・ケーオピブン警察大佐(Pol. Lt. Col. Kriengkrai Kaewphibun)。「現在は被害者の身元確認を急ぎ、駐タイ韓国大使館や関係機関との調整を進めている」とのコメントを出している。ホテルのルームキーから滞在先ホテルを特定し、宿泊履歴・チェックイン情報・最後に目撃された時刻などを順次確認するプロセスが進められる。
コ・ラン島周辺、ジェットスキー・シュノーケリング事故の警戒地域
パタヤ沖のコ・ラン島周辺は、ジェットスキー、シュノーケリング、ダイビング、パラセーリングなど海上アクティビティが盛んな観光エリア。一方で、毎年外国人観光客が事故・溺水に巻き込まれるケースが報告されている地域でもある。海流の変化、ジェットスキーやスピードボートとの接触、シュノーケリング中の水中事故、夜間の海への立入りなど、複数の事故パターンが指摘されてきた。剖検結果が出るまで、本事案の死因は確定しないが、これらの典型パターンのどれに該当するかが捜査の焦点となる。
コ・ラン島でのシュノーケリング・ジェットスキー安全5項目
パタヤ・コ・ラン島は、韓国人だけでなく日本人観光客にとっても定番の観光地。本事案は身元確定前の段階だが、外国人観光客の海上事故が引き続き発生していることを示す事例と言える。安全な海上アクティビティの基本は5点に集約される。ライフジャケットの着用、現地ツアー会社の安全対策の確認、夜間や単独での海岸立入り回避、過度な飲酒後の遊泳禁止、ホテル側のチェックアウト時刻と連絡先の家族共有。これらの基本動作が改めて求められる場面となった。



