タイ南部プーケット県カロン町パタック通りの「ホリデーインカーブ」で2026年5月6日午後8時30分、観光客が運転するレンタルバイクがカーブを曲がり切れずに対向のバン(ミニバン)と正面衝突する事故が発生した。バイクを運転していたのはオランダ人男性、後部に乗っていたフランス人女性が事故の衝撃で飛ばされて死亡した。事故の瞬間は近くのCCTV映像に克明に記録されている。
5/6午後8時半 ホリデーインカーブで死亡事故
事故が発生したのはプーケット県ムアン郡カロン町のパタック通り上、地元で「ホリデーインカーブ」と呼ばれるカーブ地点。午後8時30分頃、カロン警察分署のエカサック・クワンワン警部補(取調官)が無線通信センターから事故通報を受け、ピャトピー・シーチャイ署長(警視正)に報告したうえで現場へ向かった。
現場で確認されたのは、バンがプーケットナンバー31-8557、運転手はソムヨット・タムマワット氏。前部が大きく損傷していた。対するバイクはバンコクナンバー1 ฆฎ 8808、こちらも前部が損傷した状態で、運転手のオランダ人男性と後部に同乗していたフランス人女性が事故に巻き込まれていた。
CCTVが捉えた事故の瞬間と現場検証
事故現場周辺のCCTV映像が事故の瞬間を捉えており、警察の捜査の決定的証拠となっている。映像にはバイクがカーブを曲がり切れずに反対車線に飛び出し、走行中のバンと正面から衝突する一連の流れが記録されていた。
衝撃により後部に乗っていたフランス人女性が車両から飛ばされ、地面に叩きつけられて即死状態となった。バイク運転手のオランダ人男性も負傷し、医療搬送の対応が取られた。バンの運転手ソムヨット氏は車両前部の損傷を負ったが、本人は救急受診の対象となるレベルの怪我には至らなかった。
バイク運転手はオランダ人観光客、同乗者はフランス人女性
警察発表によれば、バイクの運転手は観光中のオランダ人男性。後部に乗せていたのは別のフランス人女性で、二人がプーケット観光中にバイクをレンタルして移動していたとみられる。死亡したフランス人女性については、身元と国籍の確認が大使館経由で進められている。
タイの観光地ではバイクのレンタルが容易に行われており、運転免許の有効性確認や保険加入の徹底が地域・店舗ごとに大きな差がある。今回の事案では運転手のライセンス・保険加入状況の調査が、警察の捜査と保険対応の両面で重要な論点となる。
プーケットの観光客バイク事故対策と注意点
プーケットのパタック通りはカロン町からカタ町方面に抜ける南部の主要観光道路で、複数のホテル、リゾート、レストランが集中するエリア。同時に、急なカーブ、登坂・下り勾配の連続、観光客のバイク慣れの差から事故多発地点として地元警察も警戒してきた区間。今回の「ホリデーインカーブ」も、地元では事故頻発ポイントとして知られている。
在タイ日本人駐在員と旅行者にとっても、プーケット南部のレンタルバイク利用は便利だが事故リスクが集中する選択肢。夜間走行、複数人乗車、慣れない急カーブ、夕食後のアルコール残留など、複数のリスク要因が組み合わさると重大事故になりやすい。バイクで行く範囲はホテル周辺の短距離に留め、夜間や長距離はGrab・Boltの配車サービス利用を優先するのが安全な運用となる。