タイ・バンコク都庁(BMA)は2026年4月28日、首都圏の最高体感温度が「危険」カテゴリに分類される42度以上に到達したと発表し、住民に健康警告を出した。気温そのものは37〜38度だが、湿度の高さと組み合わさって体感が大きく押し上げられており、熱中症リスクが顕在化している。
タイ気象局の体感温度指数は4段階に区切られている。27.0〜32.9度が「注意」、33.0〜41.9度が「警告」、42.0〜51.9度が「危険」、52度以上が「極めて危険」となる。今回の発表は3番目に高い「危険」段階であり、外気が刺さるような体感を伴うレベルである。
BMAはFacebook公式アカウントを通じて市民に対し、長時間の屋外活動を避け、こまめな水分補給と体調確認を行うよう呼びかけた。とくに屋外で働く労働者、屋外スポーツの愛好家、宅配ライダー、観光客にはこまめな休憩と日陰での待機が推奨されている。
危険レベルでは熱中症だけでなく、強い疲労感、めまい、皮膚の発疹、むくみ、筋肉の痙攣、長時間放置すれば失神や意識障害にまでつながる症状が報告されている。BMAは特に子供と高齢者、慢性疾患を抱える脆弱層への配慮を強調し、エアコンや扇風機が稼働する室内で過ごすこと、こまめな塩分補給と水分補給を求めた。
タイの最高気温そのものはここ数年、北部で41〜42度を記録する日が散発しているが、首都バンコクで体感温度が「危険」段階に入る局面は乾季から雨季への入り口に集中しやすい。日本の感覚では「気温37度」と聞けば既に酷暑だが、湿度が高いタイでは体感温度がさらに5〜6度押し上がって動けなくなる人が出る。在タイ日本人の間でも、今週は屋外スケジュールを午前と夕方に振り分け、日中の不要不急の外出を避ける動きが広がっている。