タイ国際航空(THAI)が、日本5路線の燃油サーチャージを5月1日発券分から大幅に引き上げる。エコノミーで55米ドルから140米ドルへ、ロイヤルファースト/ロイヤルシルクで80米ドルから170米ドルへほぼ倍増する。1便1区間あたり最大90米ドル(約3,213バーツ)が上乗せされ、往復で換算すると最大約1万2,400バーツの負担増となる。
対象はスワンナプーム空港から成田、中部、関西、福岡、新千歳を結ぶ5路線。同社は「ジェット燃料(Jet A-1)価格が80米ドル/バレルから240米ドル/バレル超まで上昇し、中東情勢の影響で2-3倍に跳ね上がった」ことを理由に挙げている。料金改定は航空当局の認可待ちだが、5月1日以降に発券する航空券から適用する予定だ。
新料金(1便1区間)は次の通り。
- ロイヤルファースト 80→170米ドル(約6,200バーツ)
- ロイヤルシルク 80→170米ドル(約6,200バーツ)
- エコノミー 55→140米ドル(約5,100バーツ)
値上げ幅はビジネス・ファーストで90米ドル増、エコノミーで85米ドル増。エコノミーで往復に換算すると計280米ドル(約1万200バーツ)の追加負担となり、4月までに発券していれば110米ドルで済んだサーチャージが、5月発券では280米ドルに跳ね上がる計算だ。
日本-タイ線では、すでにJAL・ANAが5-6月分のサーチャージを倍増させると発表しており、日本航空は1万5,500円から2万9,600円へ、ANAは1万6,300円から2万9,000円へ引き上げる。バンコク発でも日本発でも上乗せが同時進行する形となる。
タイ国際航空はさらに、5月だけで国際線46便の運休も予告している。中東情勢の落ち着きが見えるまで燃料高は続く見通しで、夏休みやお盆の帰省・旅行を予定している向きには、5月1日より前の発券で旧料金を確保する選択肢が現実的な手段となる。