パトゥムターニー県タニャブリ郡で2026年4月26日、14歳の少年が8歳の少女を性的に暴行した。少年は少年院を退院してわずか4日後の犯行だった。被害者の母親(42歳)が告訴し、警察が捜査を開始した。
事件の概要
4月26日、タニャブリ郡で8歳の女児が14歳の少年に性的暴行を受けたと、母親の42歳のノイさんがパートナムチュラロンコーン警察署に届け出た。母親はさらに法的措置を取ることを明言した。
14歳の少年は少年院を4日前に退所したばかりだった。少年院での収容は過去の犯罪(詳細は不明)に対するものとみられ、退所後すぐに新たな性犯罪を犯したことは、社会的な衝撃を与えた。
再犯リスクと少年司法の課題
少年院(少年鑑別所)から出所した直後に重大犯罪を犯したことは、少年矯正・更生プログラムの実効性への疑問を呼んだ。タイには少年法があり、18歳未満の少年は成人とは別の司法手続きで扱われる。
少年院での教育・更生プログラムが十分に機能していたか、出所後のフォローアップが行われていたかが問われる。タイの少年司法では、出所後の社会復帰支援(コミュニティでの監視・カウンセリングなど)も課題とされているが、リソース不足が指摘される。
性的虐待と子どもへの影響
8歳という幼い被害者への性的暴行は、被害者に深刻な心理的トラウマを残す。タイでは子どもへの性的虐待の被害が相当数報告されており、法的な取り締まりと被害者支援の両立が求められる。
タイには「子ども・家族保護センター(OSCC)」があり、子どもへの虐待・性的暴行被害者の相談・支援を行っている。医療・心理・法的支援を一体的に提供する仕組みだ。
加害少年の処遇
少年法の下では、14歳は刑事責任能力がある年齢(タイの刑事責任年齢は10歳以上)だが、成人とは異なる審判が行われる。少年審判所(Family and Juvenile Court)での手続きが進められ、再収容や特別処遇が検討される見込みだ。
