タイ南部の観光地プーケット島パトン地区で4月24日未明、33歳のオーストラリア人男性観光客がホテル従業員を暴行したとして警察に身柄を拘束された。現場はパトン・バングラ通り(Bangla Road)沿いのホテルで、騒動の最中に対応した従業員に対して手を上げた疑いがある。
事件が起きたのは現地時間4月24日の午前2時15分頃。パトン・バングラ通りの複数ホテルのうち1軒で客室・ロビー付近が騒がしくなり、従業員が状況を確認しにいったところ、宿泊中の男性観光客が興奮状態で従業員に殴りかかったとされる。
身柄を確保されたのはシャーロック(Sherlock)と名乗る33歳の豪州籍の男性。プーケット警察のパトン地区担当が現地に臨場し、ホテル側の証言や周辺の防犯カメラを確認したうえで逮捕手続きを進めた。暴行の原因は現時点で詳細不明だが、夜間の飲酒を伴う騒動が発端とみられる。
パトンのバングラ通りは、プーケット観光の夜のエンターテインメント街として知られる。バー、クラブ、マッサージ店、屋台が集中し、日本人を含む外国人観光客で深夜まで賑わうエリアで、酒絡みの口論やトラブル、暴行事件も年間を通じて散発的に発生している。
タイの刑法では、他人に対する身体暴力は軽重の程度により罰金・禁錮・示談交渉の対象となる。ホテル従業員への暴行は職務中の被害者保護の観点から警察も厳しく対応する姿勢を示しており、立件される可能性が高い。
在タイ・訪タイ日本人コミュニティにとっても、パトンなどのナイトエリアでは酒を飲んで過ごす時間が多く、同様の場面に巻き込まれるリスクは常にある。自分自身が加害側になる危険はもちろん、騒動に巻き込まれてケガをする二次被害の可能性も抱える環境だ。
外国人観光客による在タイ暴行事件は、被害者と加害者の双方の国籍・身分、ホテルや警察の対応次第で、メディアによって大きく報道されることがある。今回のケースも、SNSや英字メディアで取り上げられれば、プーケット観光地の治安イメージに直結する材料として国際的に注目される可能性がある。


