タイ北部ウドンタニ県で、SNSフォロワー100万人を超える女性インフルエンサーが、Facebookで知り合い交際した25歳の男性から歯が折れるほどの暴行を受けた事件をメディアに訴えた。警察には1ヶ月前に告訴したが捜査はほとんど進まず、自ら公にして世間の注目を集めた形だ。
被害者は同県ノンワウソー郡在住の20歳女性(チェリーという仮名で登場)。地元メディアと、ローカル支援ページ「ヒアペック助けて」に4月23日付で駆け込み、元交際相手による暴行の状況を証言した。
加害者はファーストネーム「グループ」(仮名)として紹介された25歳の男性。女性がソーシャルメディア経由で知り合い、交際に発展した相手だという。女性の証言によれば、男性は相手の職業をめぐって強い嫉妬を示し、女性がPR嬢として酒席で働いていたことをSNSで見つけると、自宅で殴打を始めたという。
暴行は歯が折れ、顔が大きく腫れ上がり、生命の危険を感じるほどの状態に至ったとされる。女性はサディスティックな行為も受け、流血したままベッドに引きずり込まれそうになったと説明している。逃げ出すことはできたが、治療後も顔の損傷が残る状態だ。
事件直後、女性はウドンタニ市警察署に被害届を提出した。しかし、ほぼ1ヶ月が経った時点で捜査の具体的進展はなく、事件化の目処も立っていないという。女性はメディア取材に対し、加害者との復縁を一切望まず、最後まで罰を求める意思を明言した。
タイではSNSで知り合った男性に関する交際トラブルや暴力事件の相談がたびたび社会ニュースとなっている。今回の被害者はインフルエンサー活動でフォロワーが100万人規模に達しており、証言がSNS上で拡散すれば「見た目が良い男性でも危険」とする注意喚起として広く波及する可能性が高い。
在タイ日本人コミュニティでも、SNS経由の国際交際や出会いマッチングは一定数存在する。表向き温和な相手でも、生活事情や職業が露呈した際に激変するケースが指摘されており、暴力が発生したら即座に警察・病院・各種ホットラインへの通報が選択肢となる。
