東京都調布市発の人気餃子チェーン「肉汁餃子のダンダダン」を展開する株式会社NATTY SWANKYホールディングスが、タイ初の海外店舗を2026年7月下旬にバンコクに開くと発表した。出店先はスクンビット通り沿いに建設中の大型複合施設「CLOUD 11」で、店舗名は「肉汁餃子のダンダダン CLOUD 11 Bangkok(仮)」となる。
店舗は「888 Sukhumvit Road, Phra Khanong, Bangkok」に位置し、面積は約100平方メートル(33坪)。BTSプラカノン駅から直結した飲食エリアに入る計画で、オフィスワーカーや若年層が気軽に立ち寄れる立地を重視した。
CLOUD 11は、ソニー系ディベロッパー「Magnolia Quality Development Corporation」が開発する大型複合施設で、オフィス、レジデンス、コマーシャルエリアを一体化させた「デジタルクリエイター向けのエコシステム」を掲げている。日本の飲食ブランドが同施設をタイ進出の拠点に選ぶ流れはここ数年広がっており、ダンダダンも一連の波に乗る形だ。
ダンダダンは2011年に調布市で1号店を開業。1人前370円(税別)の「肉汁焼餃子」を軸に、生ビールとの組み合わせで「餃子酒場」というジャンルを切り開いてきた。2026年4月時点で国内110店舗以上を展開し、初の海外店舗としてタイを選んだ形になる。
タイの餃子市場は、ローカル屋台の「キアオ(タイ風餃子)」から、日本系チェーンの「味の時計台」「大戸屋」の併設餃子、そしてサイゼリヤの餃子メニューまで、多彩なプレイヤーがせめぎ合う。ダンダダンの強みは「焼き目をしっかり付けた肉汁餃子」と「ビールと合わせる酒場感」で、日本のローカル店を再現した空間をそのまま持ち込む戦略だ。
同社は記者発表の中で「タイの顧客や現地文化に寄り添った店舗運営を目指す」と述べており、メニューには現地の食文化に合わせた調整も検討する構えだ。辛味の強い餃子、タイ米を使ったセットなど、現地アレンジの形で試行が進む可能性が高い。
タイ駐在の日本人にとっても、スクンビット・プラカノンエリアに「肉汁餃子と生ビール」で帰れる店が増えるのは嬉しいニュースになる。金曜夜のアフターオフィスや家族ぐるみの週末ディナーの選択肢として、同チェーン特有の「肉汁が飛び散る大ぶり餃子」が登場するのを、楽しみに待つ日本人コミュニティの声がSNSでも広がり始めている。