BLACKPINKのリサが、サッカーのワールドカップ(W杯)2026の開幕セレモニーで歌声を披露し、タイ人として初めてW杯の開幕式の舞台に立った。タイ時間の6月13日朝、アメリカで行われた式典で、リサは楽曲「Goals」を歌い上げた。世界的スターになった同郷の歌姫の晴れ舞台に、タイ国内は沸いている。
タイ人初、W杯開幕式の舞台に
リサ、本名ラリサ・マノバンは、タイ出身で世界的な人気を誇るグループBLACKPINKのメンバーだ。今回、彼女はタイ人として初めて、W杯の開幕セレモニーで公演を行うアーティストとなった。 W杯は世界中が注目する一大イベントであり、その開幕式の舞台に立つこと自体が、限られたトップスターにのみ許される栄誉だ。そこにタイ出身のアーティストが選ばれたことは、タイにとって大きな誇りとなった。SNS上では、タイのファンから歓喜の声があふれている。
ロサンゼルスで「Goals」を披露
舞台となったのは、アメリカ・ロサンゼルスのスタジアムだ。タイ時間の6月13日朝、地元アメリカ代表とパラグアイ代表の試合を前に、華やかな開幕セレモニーが繰り広げられた。 式典は太鼓のパフォーマンスで幕を開け、続いてフューチャーとタイラが「Game Time」を披露した。そしてリサが、アニッタ、レマという2人のアーティストとともにステージに登場し、楽曲「Goals」を歌唱した。画面にくぎ付けになっていたタイのファンからは、大きな歓声が上がったという。
歌手から俳優まで、活躍の場を広げる
リサの活躍は、音楽の枠にとどまらない。2021年にはソロ曲『LALISA』『MONEY』を発表し、いずれも世界的なヒットを記録した。インスタグラムのフォロワー数は世界の女性アーティストでもトップクラスで、その一挙手一投足が各国で注目を集める。 近年は俳優としても活動の場を広げ、海外の人気ドラマに出演して話題を呼んだ。世界的な高級ブランドのアンバサダーも数多く務め、ファッションやカルチャーの分野でも大きな影響力を持つ。タイ出身の一人の女性が、これほど幅広く世界の第一線で活躍する姿は、母国の人々に大きな自信を与えてきた。 なお今回のW杯は出場国が48に拡大した史上最大規模の大会で、アメリカ・カナダ・メキシコの3カ国で共催されている。世界中が注目するこの舞台の幕開けを、タイ出身のスターが彩ったことになる。エンターテインメントを通じた「ソフトパワー」が国の魅力を左右する時代に、世界の第一線で輝くリサは、タイにとって何より心強い存在だ。
世界で輝くタイの星
リサは、タイ東北部ブリーラム県の出身だ。10代で韓国に渡り、2016年にBLACKPINKのメンバーとしてデビューすると、グループは瞬く間に世界的な人気を獲得した。ダンスと歌、そしてカリスマ性を兼ね備えたリサは、ソロでも精力的に活動し、世界で最もフォロワーの多いアーティストの一人にまで上りつめた。 タイでは、リサは国民的な誇りであり、若者の憧れの存在だ。海外で大きな成功を収めながらも、母国タイへの愛着を公言してきた。そんな彼女がW杯という世界最大級の舞台で、タイ人として初めて輝きを放ったことは、多くのタイ国民にとって忘れられない瞬間になったに違いない。


