4月20日午後、ジラサック・シーカッタナム副警部補(54歳、通称ジョー警部)がパタヤ県裁判所で正式に勾留された。パタヤ市警察署で午前中に追加取り調べを受けた後の動きである。殺人と銃刀法違反を中心とする主要罪状をすべて否認した。
前回報じた銃販売を提案したチャット証拠と新罪状の追加に続く展開で、今回は裁判所での初公判を迎える段階まで進んだ。捜査は4月19日未明のウォーキングストリート裏での発砲事件からちょうど丸1日で、勾留段階に入った。
新たに浮上したのが公務員侮辱罪である。拘束中に上官に対して不遜な態度をとったことが理由で、もともとの殺人罪、銃刀法違反(公共での発砲、正当理由なき携帯)に加えて3つ目の罪状となった。自らが長年所属してきた組織の上司に対する態度が、追加の刑事罰につながった格好である。
ジョー副警部補はメディアの前で被害者パットラポーン・チラチャイクン氏(41歳、通称キング)の遺族に謝罪した。コメントは一言のみで、「事件はあっという間に起きてしまった」と述べるにとどまった。殺人自体を否認しつつ、遺族には頭を下げるという微妙な構図である。
職務面では既に停職処分が下されており、警察組織内部の懲戒調査が並行して進んでいる。チョンブリー県警本部長が先に5つの罪状で懲戒免職の書類に署名していた通り、最終的には警察官の身分を失う方向で処分が固まりつつある。
被害者のキング氏はウォーキングストリート南端で大麻店を経営していた41歳の男性で、ソンクラン期間中の4月19日未明、泥酔した非番の警察官による発砲で亡くなった。パタヤの観光エリアで現役警察官が大麻店主を射殺したという事件そのものが衝撃的だが、加えて勾留中の上官侮辱で罪状が増えた点も、異例の展開と言える。


