2026年4月18日のタイ全国大気汚染センター報告では、チェンライ・チェンマイ・ナーン・メーホンソン・パヤオ・ランプーン・ランプン・ペー・ウトラディット・スコータイ・ピサヌローク・ターク・カムペーンペット・ピチット・ペッチャブン・ナコンサワン・ウタイターニー・チャイナート・シングブリー・ロップブリー・サラブリー・アーントーン・スパンブリー・カーンチャナブリー・サムットソンクラーム・ノンカーイ・ルーイ・ウドンターニー・ナコンパノム・ノンブアラムプー等、北部・中部・東北部を中心に30県以上でPM2.5が安全基準超過を記録した。
中でも北部はPM2.5危機が続いており、チェンマイ・チェンライを中心に1立方メートルあたり100マイクログラムを超える地点が散見された。日本環境省の基準(1立方メートルあたり35マイクログラム)を3倍以上超える値だ。
18日以前から続くこの汚染状況は、タイ北部の乾季末に毎年発生する農地焼き畑・山林火災によるものだ。ミャンマーやラオスからの越境汚染も重なり、アンダマン海や中部平野の西風によって汚染物質が全国に拡散した。
タイ全国大気汚染対策センターは各県の住民、とりわけ「赤」指定地域の人々に対し、N95マスクの着用・屋外活動の自粛・窓を閉めて空気清浄機を使用するよう求めた。心臓病・呼吸器系疾患・高血圧のある人、高齢者、乳幼児は特に注意が必要とされた。
チェンマイでは2年連続して「世界で最もPM2.5が高い都市」の上位にランクインするなど、空気質問題は国際的にも注目される課題となっている(IQAirリアルタイムランキング参照)。タイ政府は農地焼き畑の代替手段として生物炭化や有機農法の補助金を試験導入しているが、普及はまだ限定的だ。タイ国内では在住の日本人コミュニティも北部の空気質悪化時には一時的に他地域へ移動するケースがあり、在住外国人の生活にも影響が出ている。
