カンチャナブリー県で山火事が拡大し、スチャート天然資源環境大臣が緊急対応を指示した。日本人観光客にも人気のエラワン国立公園が最優先の消火エリアに指定され、ヘリコプターが52回の散水飛行を行った。
4月14日、シーナカリン・ダム周辺の森林地帯で山火事の拡大が確認された。猛暑と長期間蓄積された枯れ葉や枝が燃料となり、火勢が収まる気配を見せなかった。森林火災対策本部は午前9時から偵察飛行を開始し、火の広がりを確認した上で空中散水に切り替えた。
ヘリコプターH130が投入され、1日で計52回の散水飛行を実施。地上では11人の消防隊員が先行投入され、空と地上の両面から消火にあたった。エラワン国立公園のほか、トンパープーム、サイヨーク、シーナカリン・ダムなど周辺の国立公園6か所と野生動物保護区2か所が連携して対応している。
エラワン国立公園は7段の滝で知られるカンチャナブリー県の代表的な観光地で、年間を通じてタイ人・外国人観光客が訪れる。山火事が園内やアクセス路に影響すれば、観光への打撃は大きい。
タイ全土では42県でPM2.5が基準値を超過しており、山火事はその主な原因の一つである。乾季の終盤にあたる4月は毎年火災のピークで、コラートでは大麻乾燥工場も火災に見舞われたばかりである。



