ナコーンラーチャシーマー県(コラート)の工業団地内にある大麻乾燥工場で4月15日早朝、火災が発生した。倉庫を改造した工場で、乾燥機付近から出火し保管エリアに燃え広がった。
午前5時5分に通報を受けたノーンブアサーラー地区の消防が駆けつけたところ、乾燥機エリアから激しい炎と黒煙が上がっていた。地元の消防車2台に加え、コラート市から3台の応援を呼び、15人以上の消防隊員が約1時間で鎮火に成功した。負傷者は出ていない。
倉庫の所有者は火災後に現場に駆けつけ、「この倉庫はバンコクの業者に貸し出している。大麻の乾燥・保管に使われていることは後から知った」と話した。タイでは2022年に大麻が解禁されて以降、各地で栽培・加工施設が急増しており、工業団地内に乾燥工場が設置されるケースも珍しくない。
警察鑑識班が現場を検証し、証拠を収集して出火原因の特定を進めている。乾燥機の過熱や電気系統のトラブルが疑われるが、正式な原因は調査中である。被害額は借主側が算定を進めている。
大麻関連施設の火災はタイで過去にも複数報告されている。乾燥工程では高温を長時間維持するため、設備の管理が不十分だと火災につながりやすい。急成長する産業の裏で、安全管理の課題が改めて問われた格好である。




