サラブリー県ケーンコーイ郡にある廃棄物処理会社で4月14日午後8時39分に火災が発生し、スチャート天然資源環境大臣が有毒物質の監視と風下住民の避難を緊急指示した。この施設は危険廃棄物と非危険廃棄物の両方を取り扱っている。
大臣の指示を受けた公害防止局の環境保護ユニット(EPU 7)が4月15日午前1時30分に現場へ入り、風下5地点で大気の測定を行った。化学蒸気検出器を使い、二酸化硫黄、硫化水素、一酸化炭素、揮発性有機化合物(VOC)の数値を調べた。
測定の結果、一部の数値が環境基準値に接近していることが判明した。特に風下の住宅地では有害物質の濃度が上昇しており、当局は住民に対して直ちに避難するよう指示を出した。サラブリー県知事が現場で消火活動と避難対応の指揮を執っている。
廃棄物処理施設の火災は一般の工場火災より危険度が高い。化学薬品や産業廃棄物が燃えると、通常の煙とは異なる有毒ガスが発生し、広範囲にわたって健康被害を引き起こす可能性がある。近隣に住む日本人駐在員がいる工業地帯でもあり、風向き次第では影響が及ぶ恐れがある。
コラートの大麻乾燥倉庫で起きた火災に続き、タイでは産業施設の火災が相次いでいる。乾季の猛暑と乾燥がリスクを高めており、消防当局は引き続き警戒態勢を維持している。



