燃料高を受け、ナラティワート県ランゲー郡のタンヨンマス駅には連休初日の朝から乗客が殺到した。駅長は急きょ車両を増結して対応にあたった。
「ガソリンを満タンにすると片道だけで数千バーツかかる。鉄道なら数百バーツで済む」と乗客の一人は話す。燃料代と比較した鉄道の圧倒的なコスト優位が、普段は車で移動する層を駅に向かわせている。
先に報じた帰省燃料代の倍増や金を質入れしての帰省と同じ構図である。車での帰省が経済的に厳しくなり、代替手段として鉄道に人が流れている。
タンヨンマス駅には警察と鉄道職員が安全確保にあたり、混雑にもかかわらず大きなトラブルは報告されていない。ソンクラン連休と重なったこともあり、乗客数は通常の数倍に膨れ上がったという。
深南部のナラティワートは治安上の理由からバス路線が限られており、鉄道は住民にとって数少ない長距離移動手段である。燃料危機がその重要性を改めて浮き彫りにした。





